さくらインターネットとエックスサーバーは、利用者が多く有名ですが、この2つのサーバー、どちらが表示速度が早いか気になりますよね。
ちょうどタイミングよくサーバー変更する機会がありましたので、今回はこの2つを比べて見ました。
サーバー移行に至った経緯
少し前に自分が利用していたナウでヤングなサーバーがクラッキング被害を受けたということで、ロリポップのチカッパプランを解約し新しいサーバーを探してみることになりました。
候補としてはWeb上の評判を見てエックスサーバーのX10とWPXに絞ったのですが、エックスサーバーの社長さんのブログに、
アクセス数がそれほど多くなく、またプラグインによるキャッシュ処理などをしっかりしている方にとっては
エックスサーバー、シックスコアと比較して、速度面でそれほど顕著な違いを感じていただけないかもしれません。
wpX の強みをより感じていただけるのは、突発的、もしくは恒常的にアクセスが多数発生する WoredPress サイトかと思います。
という記述があったので今回はエックスサーバーのX10に。
WordPressの運用に特化したレンタルサーバー『wpXレンタルサーバー』
ネット見ていると結構使っている人が多く、口コミや評判などでは「エックスサーバーは早いよー」って言っていう情報を目にしました。
ロリポップは解約してしまいましたがさくらのスタンダードは未だ継続中ですので、自分が使っているさくらインターネットのスタンダードとエックスサーバーX10のWordPress表示速度を比べてみました。
機能の比較
まずは機能の比較。(2013年9月28日現在)
サーバー | さくらインターネット | エックスサーバー |
---|---|---|
月額費用 | 500円 | 1050円 |
初期費用 | 1000円 | 3150円 |
容量 | 100GB | 200GB |
MySQL | 20個 | 30個 |
CPU | Intel® Xeon® E3110(3.00GHz) | Intel® Xeon® E5-2430L ( 2.00GHz ) |
メモリー | 24GB | 3.25GB |
気になる所を一部だけ表にしてみましたが、自分が使用している環境はこんな感じでした。
ネットを見ていると、契約の時期によってCPU、メモリなどは変わる場合があるようです。
表示速度の比較方法
- さくらとエックスサーバー双方に同じWordPressサイトを設置。
- GTmetrixを使用して速度の計測。
- 誤差もあるのでそれぞれ5回計測。
※サイトを複製する時に、全部をダウンロードしてまるまる移動するだけだとエラーが出てしまったので、プラグインは再度インストールしてます。
計測結果
さくらインターネット
さくらインターネットでの計測結果はこんな感じでした。
一回目:4.79
二回目:5.51
三回目:4.66
四回目:4.45
五回目:4.94
エックスサーバー
エックスサーバーでの計測結果はこんな感じでした。
一回目:4.57
二回目:5.13
三回目:4.94
四回目:4.67
五回目:5.17
こうやって比べてみると、 どちらのサーバーもそんなに差がないようです。
念のため昼と夜2回測ってみましたが、優位な差は見られませんでした。
自分がページを見た感覚的にはさくらの方がもっちりしている感じなんですけどね・・。
共有サーバーの場合は他の利用者さんの状況によったりもすると思いますが、そんなに大きくないサイトの場合は差がわかりにくいのかもしれません。
大きいサイトの場合はどうなのか気になる所ではありますが、バックアップや管理体制はしっかりしているので、表示速度だけみると中小規模のサイトの場合はどちらを利用してもいいと思います。
ただ、サンプルとしたサイトは月数千程度のアクセスがあるサイトでプラグインの使用を極力抑えて作成しています。プラグインを多くインストールしている方の場合は当然結果は変わると思われます。
今回は表示速度でだけ比べて見ましたが、各サーバーにはそれぞれ異なった機能があります。
興味がある方は是非各サーバーのページを見てみてください。
ご利用はこちらから
・さくらのレンタルサーバ スタンダード
・エックスサーバー